仏自動車部品大手のフォルシアはこのほど、タイでフォードの小型SUV「エコスポーツ」の内装部品の生産を開始した。現地企業サミット・オート・シーツ(Summit Auto Seats)との合弁会社を通して、ドアパネル、センターコンソール、計器盤(インスツルメンツパネル)などを生産している。
同合弁会社の製品は東南アジア諸国にも輸出する。フォルシアは、タイが今後、東南アジア諸国連合(ASEAN)における自動車製造の中核(ハブ)を担うと見込んでおり、事業基盤を強化した。
フォルシアによると、タイの2013年の自動車生産は200万台を超えており、うち半数以上がインドネシアやオーストラリア、日本、フィリピン、マレーシアなどに輸出されている。