仏自動車部品大手フォルシアは16日、米ミシガン州オーバーンヒルズに北米新本社と自動車用シートの技術開発拠点（テックセンター）を開設した。
新施設は2万5,000平方メートルの広さを持ち、テックセンターはプロトタイプメタルショップ、トリム開発ラボ、ジャストインタイム生産（JIT）ラボ、構造試験ラボ、環境試験室、騒音・振動・ハーシュネス（NVH）ラボ、無響室を備える。
新本社には「イノベーション・プラトー」と呼ばれる情報共有ハブが設置されており、自動車シートの新技術の開発や新しいアイデアを促進するクリエイティブセンターとして機能する。このほか、北米地域の社員研修を担当する「フォルシア・ユニバーシティ・ノースアメリカ」も併設されている。
デラブリエール会長兼CEOは、フォルシアは北米地域で過去5年間に売上高が3倍、従業員数は2倍になったと指摘。「新本社とテックセンターは、ミシガン州と北米における成長を一段と促進するとともに、この地域へのコミットメントを示すものだ」と述べた。
