英自動車部品大手GKNは7月29日、英公共交通サービス大手ゴーアヘッド・グループが保有するバス500台に電気式フライホイールシステム「ジロドライブ」を供給することで合意したと発表した。
ジロドライブはカーボンファイバー製の高速フライホイールを利用してバスが減速する時のブレーキエネルギーを貯蔵し、加速時にはそのエネルギーを放出する。これにより燃費が20%以上向上するだけでなく、コスト面でもバッテリー方式と比べはるかに有利だという。
GKNはゴーアヘッド・グループにGKNハイブリッドパワーのフライホイール、GKNの「EVO」電気モーター、GKNが設計・製造したギヤボックスを含むジロドライブのシステム一式を供給する。ゴーアヘッド・グループではジロドライブを搭載したバスの運行をまずロンドンとオックスフォードで開始し、段階的に他の都市にも導入していく計画だ。