仏自動車部品大手のフォルシアは11日に開いた投資家向け説明会で、中国の売上高を今後5年間で2倍に引き上げるとともに高い利益率を維持する経営目標を発表した。国際的な大手自動車メーカーや中国メーカーとの取引拡大や協力関係の強化により、市場の2倍のスピードで成長し、2018年までに売上高を40億ユーロ以上に拡大する計画。今年は売上高で23億ユーロを見込んでいる。
フォルシアは現在、中国に38工場を持つほか、完全出資の研究開発（R&D）センター4カ所があり、約800人のエンジニアがR&Dセンターに勤務している。今後5年間で中国に4億ユーロを投資する計画であり、工場は55カ所に増え、R&Dセンターのエンジニアは1,200人を超えると見込んでいる。
フォルシアグループ全体では、アジアでの成長を中心に年5％の安定成長を目指す。2016年までの経営目標として、売上高で210億ユーロ以上、営業利益率で4.5～5.0％、ネット・キャッシュ・フローで約3億ユーロ、使用総資本利益率（ROCE）で20％を上回ることを掲げている。
