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2014/12/19

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ノキアンタイヤズ、BMWのiモデル向け冬用タイヤを発売

この記事の要約

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは11日、独高級車大手BMWの電気自動車「i3」向けに開発した冬用タイヤ「ノキアン ハッカペリッタR2(Nokian Hakkapeliitta R2)(サイズ:155/70R19 […]

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは11日、独高級車大手BMWの電気自動車「i3」向けに開発した冬用タイヤ「ノキアン ハッカペリッタR2(Nokian Hakkapeliitta R2)(サイズ:155/70R19 84Q)」が欧州連合(EU)のタイヤラベリング制度のカテゴリー「転がり抵抗」でA評価を取得したと発表した。冬用タイヤでA評価を獲得したのは同モデルが初めてという。

「i3」向けの冬用タイヤは2015年1月から、北欧諸国やロシアなど寒さの厳しい地域で販売を開始する。ノキアンタイヤズによると、「i3」用に開発したハッカペリッタR2は、市販されている他の冬用タイヤに比べて転がり抵抗が30%も小さいという。このためエネルギー消費が少なく、電気自動車の航続距離が伸びるなどの利点がある。

ノキアンタイヤズは2015年2~3月にはBMWのプラグインハイブリッドスポーツカー「i8」向けにデザインした冬用タイヤ「ノキアン ハッカペリッタR2(サイズ:215/45R20 95R XL)」も発売する。

同社はこのほか、米電気スポーツカーメーカーのテスラモーターズが販売する「テスラS」にスタッドタイヤ(スパイクタイヤ)「ノキアン ハッカペリッタ 8」とノンスタッドタイヤ「ノキアン ハッカペリッタ R2」を供給している。

また、ノルウェーで電気自動車を運転するドライバーの大部分はハッカペリッタシリーズのタイヤを冬用タイヤとして選択しているという。

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