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2015/3/20

企業情報 - 部品メーカー

GKN、AWDシステム搭載車のテスト走行をスウェーデンで実施

この記事の要約

英自動車部品大手GKNは10日、ハイブリッドAWD、AWDディスコネクト、トルクベクタリングなどの革新的なドライブトレインコンセプトを搭載した車両のテスト走行を、大手自動車メーカーの幹部を招いてスウェーデンのアリエプロー […]

英自動車部品大手GKNは10日、ハイブリッドAWD、AWDディスコネクト、トルクベクタリングなどの革新的なドライブトレインコンセプトを搭載した車両のテスト走行を、大手自動車メーカーの幹部を招いてスウェーデンのアリエプローグ(Arjeplog)で実施したと発表した。

GKNはAWDシステムを社内で一貫生産できる唯一のティアワンサプライヤー。同社は現在、多くの自動車メーカーと協力して電気アクスル「eAxle(イーアクスル)」を使ったハイブリッドAWDの開発に取り組んでおり、先ごろポルシェから先進的プラグインハイブリッドスーパーカー「918スパイダー」向け高性能イーアクスルの開発で、テクノロジーパートナーに選定された。

アリエプローグでは、スタンダードおよびアクティブ・ドライブラインを搭載したレンジローバー・イヴォーク、2速イーアクスル搭載の BMW「i8」、AWDディスコネクト搭載のジープ「レネゲード」、エレクトリック・ベクタリングシステムを搭載したBMW「X6」などのテスト走行が行われた。

GKNのグループ・テクノロジー担当プレジデントのリッケル氏は、「2025年までにAWDは多くのドライバーとプレミアムカーにとって最適なドライブラインとなる。すでにマーケットでは変化が起こりつつあり、AWDに対する一般的なイメージも変わってきている。FWDプラットフォームをベースとしたAWDの需要は拡大しており、自動車メーカーはAWDがハイブリッドやプラグインハイブリッドを消費者にとってより魅力的にすると考えている」と述べた。

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