ボルボ・カーズ、米ウーバーに自動運転車のベース車両を供給

2017/11/24発行 No.620号

記事分類:企業情報 - 自動車メーカー

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは20日、米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズと、2019~2021年に自動運転(AD)機能に対応したベース(基盤)車両を数万台供給する枠組み契約を締結したと発表した。

ボルボ・カーズのハカン・サミュエルソン社長は今回の合意について、「自動運転車を使用したライドシェアリング(相乗り)サービス事業のサプライヤーとなることを目指しており、ウーバーとの合意は、そのような戦略的方向の一つ主要な例となる」と述べ、ライドシェアリング事業者との連携強化に意欲を示している。

また、サミュエルソン社長は、自動車産業に変革をもたらす新しいサービスであるライドシェアリング事業者であるウーバーとの合意について、「自動車産業では技術による破壊が起こっているが、当社はその破壊において活発な役割を担うことを選ぶ」との姿勢を示した。

■ 大型モデル向けプラットフォームをベースに開発

ウーバーに供給するベース車両は、ボルボ・カーズの大型モデル向けのプラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」をベースに開発した。SPAは現在、ボルボ・カーズの「90」シリーズや中型SUV「XC60」に使用されている。

ベース車両には、ウーバーが必要とする安全機能や冗長性(何らかの障害が発生してもシステム全体の機能を維持するための予備装置の配置)、主要な自動運転技術が備わっており、ウーバーはこのベース車両に独自の自動運転技術を加えてサービスに投入する。メディア報道によると、ボルボ・カーズはウーバーに2万4,000台を供給するもよう。

ボルボ・カーズは開発したベース車両を同社の自動運転車の開発にも活用する方針を示している。ボルボ・カーズは2021年に同社初の完全自動運転車を発表する計画。

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