FBC

ログイン Menu

VW子会社モイア、ライド・プーリングのコンセプトと車両を発表

2017年12月8日発行 No.622号

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループのモビリティサービス子会社であるモイア(MOIA)は4日、ベルリンで開催された米メディアTechCrunch(テッククランチ)主催のイベントで、オンディマンド方式の移動サービスであるライド・プーリングのコンセプトと当該サービス用に開発した電気自動車を発表した。モイアは2018年末に、最初のライド・プーリングのプロジェクトをドイツのハンブルクで開始する計画。2019年には他の都市でもサービスを開始する方針を示している。

モイアが開発したライド・プーリングサービスは、乗客のニーズに合わせて運行するオンディマンド方式で、目的地が同じ方向の人が共同で車両を利用する移動サービス。顧客はアプリを使って、予約する前にいつサービスを利用できるかや料金を確認することができる。モイアはこのほか、車両を運転するドライバー用のアプリや、フリート管理のアプリも開発した。

モイアが同イベントで世界初公開した車両は、純粋な電気自動車で、運転席のほか、顧客用の6席がある。運転席の横には顧客の荷物を置くスペースを用意した。座席には読書用ランプや携帯端末を充電するためのUSBポートを用意したほか、無線LANも利用できるようにした。1回のフル充電による航続距離は、国連が定める世界共通の試験方法(WLTP)で300キロメートルを超える。また、約30分で充電容量の80%を充電することができる。

この車両は、VWの商用車部門であるフォルクスワーゲン・ヌッツファールツォイゲ(VWN)とドイツ拠点のVWオスナブリュックが約10カ月かけて開発した。

車両を共同で利用するライド・プーリングは、交通量を減らす効果が期待されている。モイアは同社のサービスにより、2025年までに欧州および米国の都市における通勤などに利用する自動車を100万台減らすことを目標に掲げている。

独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、モイアが開発した車両は、VW「クラフター」をベースとし、内装は全く新たに開発した。また、2017年10月から、ドイツのハノーバーでVWのミニバン「T6」20台を投入してライド・プーリングの実証試験を実施している。

▲このページのトップへ