BMW、ストリート・スクーターに電池モジュールを供給

2018/01/05発行 No.624号

記事分類:企業情報 - 自動車メーカー

独自動車大手のBMWは12月29日、独郵便・物流大手ドイツポストDHLグループの子会社ストリート・スクーターに電池モジュールを供給すると発表した。BMWがサブブランドのBMW iから販売している小型電気自動車「i3」の現行モデルと同じ設計の電池モジュールを供給する。BMWはリチウムイオン電池モジュールをドイツのディンゴルフィング工場で生産している。

BMWは、電池セルを外部から調達してモジュールを製造しており、BMWが独自に開発したバッテリーマネジメントシステムを装備している。が「i3」用のリチウムイオン電池の出力は33キロワット時(kWh)。8モジュールで構成(各モジュールは12セル)されており、BMWは、コネクターやケーブル、モニタリングセンサー、加熱・冷却システムなど周辺部品も独自に開発している。

独日刊紙『ウェルト』によると、BMWは2017年12月初めまでに、「i3」160台分に相当する電池モジュールをストリート・スクーターに納入した。ただ、今後の納入規模については不明という。なお、ストリート・スクーターはBMW以外からも電池モジュールを調達している。

■ ボートメーカーなどにも電池モジュールを供給

BMW はこれまでにも、「i3」向けに開発したリチウムイオン電池を独ボートエンジンメーカーのトルキードや定置用電池設備向けに供給している。

『ウェルト』紙によると、BMWはさらに、トルコの商用車メーカー、カルサンが製造する電気バスや、災害時にがれき類などを除去するための特殊車両を製造するダンナー(Dannar)などにも電池モジュールを供給している。

同紙によると、BMWはこれまでに「i3」1,400台分に相当する電池モジュールを外販した実績があるという。

なお、BMWはこれまでに累計で「i3」を10万台以上出荷しており、外部への販売は「i3」に搭載する電池モジュールと比べると小規模にとどまっている。

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