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ボッシュとコンチネンタル、ヒアに各5%出資

2018年1月12日発行 No.625号

独自動車部品大手のボッシュとコンチネンタルは4日、マッピング・位置情報サービス会社のヒア(HERE)にそれぞれ5%を出資すると発表した。ヒアに間接的に出資している独自動車大手のアウディ、BMW、ダイムラーから資本を取得する。取引価格は公表していない。同取引は、当局の認可を得て、2018年第1四半期末までに完了する見通し。ヒアは、コンチネンタルとは輸送分野で、ボッシュとは自動車よび非自動車分野におけるモノのインターネット(IoT)で協力する。

■ コンチネンタル、旅客・貨物輸送分野で協力

コンチネンタルはヒアとの協力において、高度道路交通システム(ITS)事業分野のノウハウを提供する。また、ソフトウエア子会社のエレクトロビットが、ソフトウエアの開発や、サイバーセキュリティ、組込ソフトなどで協力する。ヒアは、高精細デジタル地図、ソフトウエア、クラウドサービスなどの分野に関するノウハウを提供する。

両社は例えば、ヒアの自動運転車向けのクラウドベースの高精度地図(HD Live Map)を使用した新しいアプリケーションやモビリティサービスの開発などで協力する。走行ルートの交通状況を予測して運転をサポートするコンチネンタルの運転支援システム「eホライズン」の改善などにも取り組む。

■ ボッシュ、自動車および非自動車分野・世界市場での事業拡大で協力

ボッシュは、ヒアとの協力により、リアルタイムのデータを基盤にしたサービス事業を強化する。産業のデジタル化を目指す「インダストリー4.0」や、家電をネットワークでつないで管理する「スマートホーム」、エネルギーや交通などのインフラをネットワーク化して生活の質や都市サービスの向上を図る「スマートシティ」の分野で相乗効果を得られると見込んでいる。

例として、工場内部の高精度地図を活用した、工場内の輸送システムの自動化技術などでの協力を挙げている。

ボッシュはさらに、同社の世界的な事業基盤を活用し、アメリカ、アジア、欧州におけるヒアの事業拡大でも協力する。

■ HERE、米インテルや中国企業も出資

アウディ、ダイムラー、BMWの3社は2015年に共同で、フィンランドの通信大手ノキアからマッピング・位置情報サービス会社のヒアを買収した。

現在はこのほか、米半導体インテルや中国のインターネットサービス大手の騰訊(テンセント)などもヒアに出資している。

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