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独コンチネンタル、中国に48Vバッテリーの合弁設立

2018年3月9日発行 No.633号

独自動車部品大手のコンチネンタルは7日、中国の四川成飛集成科技(CITC)と自動車用の48ボルト(V)バッテリーシステムを開発・生産する合弁会社を設立すると発表した。出資比率はコンチネンタルが60%、CITCは40%となる。本社は上海近郊の常州市に置き、2018年半ばに事業を開始する予定。合弁会社を通して中国のほか、他のアジア市場や、欧州・北米市場にも製品を供給する計画。

四川成飛集成科技は、中国国有航空機メーカーの中国航空工業集団(AVIC)子会社で、子会社の中航鋰電(洛陽)有限公司(CALB:China Aviation Lithium Battery)を通してバッテリーセルの開発・生産技術を持つ。

コンチネンタルは合弁会社の設立により、バッテリーセルからシステム統合までを一括して提供できるようになるうえ、中国市場へのアクセスを得ることができる。CITCにとってはグローバル市場への事業拡大が可能になる。

両社は、2025年には世界の新車の約14%にマイルドハイブリッドシステムが搭載されていると予想している。両社は合弁会社を通して、世界市場で48Vバッテリーシステムの主導的なサプライヤーとなることを目標に掲げている。

新合弁会社では、出力25kWまでのバッテリープラットフォームを開発・生産する計画。CALBがバッテリーセルを供給し、コンチネンタルは、ベースとなるソフトウエアも含めたバッテリーマネジメントシステムを合弁会社に供給する。

バッテリーシステムの構成部品統合や、顧客ニーズに応じた開発、バッテリーシステムと車両との統合も合弁会社が対応する。また、自動車メーカーがバッテリーセルやバッテリーマネジメントシステムなど、48Vシステムに使用する個々の部品を調達したい場合も合弁会社が対応する。

■ 全個体電池の生産も検討

なお、コンチネンタルは将来的に、次世代電池として注目されている全個体電池の生産に参入する可能性について、バッテリーセルの生産も含めて検討していく方針を示している。

■ 48Vマイルドハイブリッドシステム、2017年に量産化

コンチネンタルは2017年初めに、48V電源を使用したマイルドハイブリッドシステムの量産を開始した。既に、ルノーやアウディに同システムを供給しており、今後さらに同社の48Vシステム搭載したガソリン車、ディーゼル車が欧州、中国、北米市場で市場投入される予定。

コンチネンタルによると、48Vマイルドハイブリッドシステムの搭載により、ガソリン車では、二酸化炭素(CO2)排出量を最大21%、ディーゼル車では最大9%改善することができる。また、ディーゼル車では、窒素酸化物(NOx)の排出量を削減することもできる。

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