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独ボッシュ、ディーゼルエンジンのNOx排出量を大幅に削減

2018年4月27日発行 No.639号

独自動車部品大手のボッシュは25日、新しいディーゼルエンジン技術により排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の排出量を大幅に引き下げることに成功したと発表した。当該技術を搭載した車両の試験走行では、走行1キロメートルあたりのNOx排出量が平均13ミリグラムと、規制値の約10分の1に抑えることができた。

欧州連合(EU)では2017年9月から、実際に自動車が道路を走る際の排ガス量を測定する「実走行排ガス試験(RDE)」が導入された。第1弾として、EU加盟国の規制当局から新たに型式認証を受ける新型車に路上試験を義務付けている。

同試験では、走行1キロメートルあたりのNOx排出量を168ミリグラム以下に抑えなければならない。2020年からは同規制値が120ミリグラムへと厳格化される。ボッシュの新技術では、いずれの規制値も大幅に下回っている。

ボッシュは、燃料の噴射やエアシステム、温度管理など、既存の部品の改良によりNOxの大幅な削減に成功した。エアシステムの改善では、排ガスの再循環システムやターボチャージャーなどを改良したという。新しい部品を追加していないため、コストが上昇する問題はなく、燃費の悪化および二酸化炭素(CO2)排出量が増加する問題もないとしている。

独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、ボッシュでは数年前から約100人のエンジニアが当該技術の開発に従事してきたが、2年前に取り組みを強化したという。また、新技術の開発では、路上走行時の排ガス量を測るポータブル測定器が開発され、詳細な変化を掌握できるようになったことが大きく寄与したという。

ボッシュは今後さらに、人工知能(AI)の活用により、ディーゼルエンジンの改良をさらに進めていく方針を示している。

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