2012/12/3

欧州ビジネスウオッチ

オスラムが追加リストラ、4700人削減へ

この記事の要約

独シーメンスの照明子会社オスラムは11月30日、コスト削減計画を発表した。年初に打ち出したリストラ策を補う措置で、2014年までに新たに4,700人を整理するほか、調達費用を圧縮。年間コストを10億ユーロ引き下げる方針だ […]

独シーメンスの照明子会社オスラムは11月30日、コスト削減計画を発表した。年初に打ち出したリストラ策を補う措置で、2014年までに新たに4,700人を整理するほか、調達費用を圧縮。年間コストを10億ユーロ引き下げる方針だ。

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人員削減は国外が中心で4,300人を占める。国内については年初に1,000人の整理方針を打ち出しており、今回は400人にとどまる。リストラ費用は1億ユーロのケタ台の半ばという。同社の従業員数は世界全体で3万9,000人に上る。

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オスラムはアジア競合の追い上げを受け業績が悪化している。広報担当者によると、発光ダイオード(LED)の価格は年初からこれまでに20%低下しており、新たなコスト削減措置が必要になったという。同社は価格競争が激しい一般照明用のLEDを外部から調達することも検討する意向だ。

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シーメンスはオスラムを放出する方針で、株式の8割強を配当の一部として株主に提供。自社株10に対しオスラム株1を割り当てる。

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