欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/5/18

EUその他

ルクセンブルク首相が同性婚、EU首脳で初のケース

この記事の要約

ルクセンブルクのグザビエ・ベッテル首相が15日、同性のパートナーでベルギー人の建築家と結婚した。同国では今年1月に同性婚を認める法律が施行されたばかり。欧州では同性同士の結婚を法律で認める動きが広がっており、ベッテル首相 […]

ルクセンブルクのグザビエ・ベッテル首相が15日、同性のパートナーでベルギー人の建築家と結婚した。同国では今年1月に同性婚を認める法律が施行されたばかり。欧州では同性同士の結婚を法律で認める動きが広がっており、ベッテル首相の同性婚はこうした社会の変化を象徴する出来事と受け止められている。

弁護士出身のベッテル首相は以前から同性愛者であることを公言し、公式行事にもたびたびパートナーを同伴していた。同首相は2013年12月の就任以来、さまざまな社会制度改革を推進しており、その1つとしてルクセンブルクでは今年1月に同性婚と、同性婚のカップルによる養子縁組を認める法律が施行された。

欧米メディアによると、現職の首脳が同性と結婚するのは、2010年にアイスランドのシグルザルドッティル首相(当時)が女性作家と結婚したのに次いで2例目。EU加盟国の現職首脳ではベッテル首相が初のケースとなった。