独通信大手のドイツテレコムは13日、ポータルサイト「Tオンライン」とデジタル・マーケティング子会社インターアクティブメディアを独広告大手シュトレーアーに売却すると発表した。他の事業との相乗効果がないため、売却先を模索していた。取引金額は約3億ユーロで、ドイツテレコムはシュトレーアー株式の11~13%を受け取り大株主となる。
シュトレーアーはドイツ最大の屋外広告事業者。2013年からオンライン広告事業に乗り出しており、その一環として今回の買収を実施。独オンライン広告市場シェアを15%に引き上げトップへと踊りでる。
ドイツテレコムはポータルサイトがインターネット接続の窓口としての意義を喪失したことを受けて、Tオンラインを売却する。これまでは独メディア大手アクセル・シュプリンガーが有力な売却先候補と目されていた。