ユーロ圏経済が堅調維持、7~9月期GDPは0.6%増

2017/11/06発行 No.174号

記事分類:EU情報

EU統計局ユーロスタットが10月31日発表したユーロ圏の2017年7~9月期の域内総生産(GDP、速報値)は前期比0.6%増だった。プラス成長は18四半期連続。伸び率は前期の0.7%から縮小したものの、民間予想の0.5%を上回り、ユーロ圏の景気が底堅いことが確認された。

GDP伸び率は1~3月期と同水準。詳細は公表していないが、個人消費の堅調が成長を支えたとみられる。前年同期比の伸び率は前期を0.2ポイント上回る2.5%で、11年1~3月期以来の高水準だった。

EU28カ国ベースのGDPも前期比0.6%増、前年同期比2.5%増。伸び率はそれぞれ前期から0.1ポイント低下、0.1ポイント上昇した。

欧州中央銀行(ECB)は10月26日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏の景気の緩やかな回復が続いていることから、国債などを買い入れる量的金融緩和策の縮小を決定。1月以降の購入額を現在の月600億ユーロから半額の300億ユーロに減らすことになった。景気が7~9月期も堅調だったことで、同決定の妥当性が裏付けられた格好だ。

ユーロスタットは国別のGDPを11月14日に公表する予定。これまでに主要国当局が発表した同期の統計によると、フランスは前期比0.5%増、英国は同0.4%増となっている。

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