2010/5/19

ポーランド

PKNオルレンが黒字転換

この記事の要約

ポーランドの石油最大手PKNオルレンが13日発表した2010年1-3月期(1Q)連結決算は、営業損益が4億6,400万ズロチと前年同期の3億2,000万ズロチの赤字から黒字転換した。純利益も6億1,000万ズロチと、10 […]

ポーランドの石油最大手PKNオルレンが13日発表した2010年1-3月期(1Q)連結決算は、営業損益が4億6,400万ズロチと前年同期の3億2,000万ズロチの赤字から黒字転換した。純利益も6億1,000万ズロチと、10億9,200万ズロチの純損失を計上した前年同期から改善。原油価格の上昇と石油化学部門の業績改善が大きく寄与した。

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売上高は19%増の174億4,200万ズロチ。1Qは中東欧の多くの国で景気回復が進んだもののPKNの燃料販売量は停滞。チェコで販売量が12%縮小したのをはじめ、ドイツで2%、ポーランドで1%減った。さらにポーランド、チェコで税負担も増加したが、原油価格の上昇と精製効率が改善されたことで、前年同期に1億1,600万ズロチの営業赤字に落ち込んだ主力の精製部門が4億2,600万ズロチの黒字に回復。石化部門も7,200万ズロチの営業赤字から1億500万ズロチの営業黒字に伸びた。

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同社は余剰資産の売却を進めており、化学子会社Anwilについては同国化学大手のZAプワヴィ(Pulawy)と独占協議中。携帯電話大手ポルコムテルの少数株式は、他の株主とともにアドバイザーを選出し、手続きを進行させたとしている。(1PLN=28.8JPY)

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