2013/7/10

ロシア

EBRD、ヤクーツクの水質改善プロジェクトに融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は2日、ロシア・サハ共和国のヤクーツクの貯水池および水処理プラント建設プロジェクトに21億ルーブル(6,400万米ドル)を融資すると発表した。融資期間は13年間。\ プロジェクトは、ヤクーツク […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は2日、ロシア・サハ共和国のヤクーツクの貯水池および水処理プラント建設プロジェクトに21億ルーブル(6,400万米ドル)を融資すると発表した。融資期間は13年間。

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プロジェクトは、ヤクーツクで供給される飲料水の水質を欧州連合(EU)とロシアが定める基準に改善することが目的。建設工事には同市の唯一の水源であるレナ川の流路変更や水深を浅くする作業も含まれる。

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永久凍土の上に建てられた世界最大の都市であるヤクーツクでは、冬の極寒期には水道管が凍らないように飲料水を送る前に加熱する必要があり、水供給に莫大な費用がかかる。同市の水道インフラは他のロシアの都市と同様、大半が1950年代に整備されたもので老朽化が激しく、近代化が急務となっている。

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