2014/2/19

CIS諸国

トルクメニスタン、20億ドルでカスピ海沿岸に新港建設

この記事の要約

トルクメニスタンが20億米ドルを投じ、カスピ海沿岸のトルクメンバシで新たな国際港の建設を進めている。完成すれば、アジアと欧州を結ぶ貿易の重要な拠点として機能し、輸出拡大に貢献すると期待されている。 トルクメンバシ新国際港 […]

トルクメニスタンが20億米ドルを投じ、カスピ海沿岸のトルクメンバシで新たな国際港の建設を進めている。完成すれば、アジアと欧州を結ぶ貿易の重要な拠点として機能し、輸出拡大に貢献すると期待されている。

トルクメンバシ新国際港は総面積が121ヘクタールで、トルコ建設大手GAPインシャートが建設を請け負っている。フェリー、客船、コンテナターミナルを備え、造船・修理施設も併設する。接岸エリアの総長は3,607メートルに及び、様々な関連インフラの整備も計画されている。新国際港は2017年末に完成する予定で、年間貨物取扱量は2,500万トンと既存港の1,000万トンの2.5倍を見込んでいる。また、新客船ターミナルの完成に伴いバクー、アルトラハン、イランの港湾を結ぶ定期運行便がスタートする予定で、政府が開発に力を入れている大型リゾート都市アワザをはじめとする観光地の活性化に寄与すると期待されている。

トルクメニスタン国家統計委員会のまとめによると、同国の2012年の水上輸送量は850万トンだった。水上輸送の大半はトルクメンバシ港で扱われており、規模の小さいアラジャ港とエカレム港では石油のみを取り扱っている。

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