2014/8/27

ポーランド

石油大手のオルレン、プロピレン・プラントに米CB&Iの技術を採用

この記事の要約

米エンジニアリング大手のシカゴ・ブリッジ・アンド・アイロン(CB&I)は21日、ポーランド石油最大手PKNオルレンが設置する新しいプロピレン・プラントで、自社のオレフィン転換技術(OCT)の採用が決まったと発表 […]

米エンジニアリング大手のシカゴ・ブリッジ・アンド・アイロン(CB&I)は21日、ポーランド石油最大手PKNオルレンが設置する新しいプロピレン・プラントで、自社のオレフィン転換技術(OCT)の採用が決まったと発表した。子会社ルマス・テクノロジーを通じて技術を供与する。契約規模は明らかにされていない。

OCTは不均化反応によってプロピレンを廉価に生産する技術だ。中部プウォツクにあるオルレンの石化コンビナートで2016年に着工し、17年末に稼動する。純度99.5%以上のポリマーグレード・プロピレン(PGP)を年10万トン生産する能力がある。これにより、同コンビナートのプロピレン年産能力は55万トンに拡大するという。

オルレンは下流事業の強化に向け、2017年までの4年間で石油化学部門に16億ズロチ(3億8,000万ユーロ)を投資する計画で、今回のプラント新設もその一環だ。