2014/9/24

ポーランド

三菱日立パワー、ポーランドで発電所向け脱硝装置を受注

この記事の要約

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は19日、ポーランドの電力大手エネアから火力発電所向け脱硝装置2基を受注したと発表した。同国での脱硝装置の受注は2件目となる。 同装置はワルシャワ近郊にある国内最大級のコジェニッチェ火 […]

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は19日、ポーランドの電力大手エネアから火力発電所向け脱硝装置2基を受注したと発表した。同国での脱硝装置の受注は2件目となる。

同装置はワルシャワ近郊にある国内最大級のコジェニッチェ火力発電所の1~2号機(出力は各20万キロワット)に設置する。稼働開始は1号機が2015年末、2号機が2016年5月の予定。MHPSは製作・供給から試運転までを担当し、現地会社エアブッドが建設を受け持つ。

MHPSの脱硝装置はNOx(窒素酸化物)排出量を80%以上削減できる。欧州連合(EU)では2016年から火力発電所の排出規制が強化されるため、MHPSは同装置の需要が一層高まるとみている。