2015/3/25

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

配車サービスのウーバー、ブルガリアで急成長

この記事の要約

配車サービス大手の米ウーバーのブルガリア事業が好調だ。同社はこのほど、昨年12月の参入以来モバイルアプリがすでに5,000回以上ダウンロードされ、利用回数は20万回を超えたことを明らかにした。好調な業績を背景に、現在首都 […]

配車サービス大手の米ウーバーのブルガリア事業が好調だ。同社はこのほど、昨年12月の参入以来モバイルアプリがすでに5,000回以上ダウンロードされ、利用回数は20万回を超えたことを明らかにした。好調な業績を背景に、現在首都ソフィアに限定している同サービスを他都市へ拡大するとともに、エンジニアリング部門の開設を計画している。

一方ウーバーのサービスと競合するブルガリアのタクシー組合は同国の競争保護委員会(CPC)に対し、ウーバーは不公正な競争を行っている上、法規制を順守していないと主張する書簡を送付。同社の営業中止を求める抗議活動を展開している。

ウーバーの運転手登録要件は緩く、◇3年間の運転経験◇使用年数が10年以下の自動車の使用◇交通警察が発行する運転経歴書の保持――の3つが満たされれば誰でも運転手になれる。また輸送車としての政府登録も求められていない。ブルガリアの法律では、有料の輸送サービスを提供するためには登録が必要とされている。