2015/11/25

ロシア

露ヤンデックス、アストラゼネカとがん遺伝子診断プラットフォームの運用開始

この記事の要約

ロシアのインターネット検索サービス最大手ヤンデックス(Yandex)が、英製薬大手アストラゼネカ、ロシア臨床腫瘍学会と提携し、DNA検査によるがん遺伝子診断プラットフォーム「RAY」を立ち上げる。12月中にデータの蓄積や […]

ロシアのインターネット検索サービス最大手ヤンデックス(Yandex)が、英製薬大手アストラゼネカ、ロシア臨床腫瘍学会と提携し、DNA検査によるがん遺伝子診断プラットフォーム「RAY」を立ち上げる。12月中にデータの蓄積やDNA解析などで試験を開始する。現地紙コメルサントが17日、ヤンデックス関係者とアストラゼネカの現地広報担当者の情報として報じた。

RAYはがん診断の質向上を目指し、個別患者の潜在的な発がんリスクを評価する方法として開発された。DNA検査結果の分析にもとづいて遺伝子の変異を報告し、想定される身体への影響や治療方法を提示する。

ヤンデックス傘下の大規模データ処理サービス会社、ヤンデックス・データファクトリーは同プロジェクトを通して医療科学分野に初進出する。診断サービスは有料だが、遺伝子変異に関するデータベースなど一部の情報は医療関係者が無料で利用できるようにする方針という。