南東欧の経済環境、3年連続で改善

2017/05/17発行 No.1016号

記事分類:総合 - 東欧経済ニュース

信用保険のアクレディア(Acredia)と市場調査会社GfKは先ごろ、「2017年プリズマ南東欧経済インデックス」を発表した。スロベニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナの南東欧4カ国とオーストリアの150余りの企業に対して行ったアンケート調査に基づく同インデックスによると、南東欧4カ国の経済環境は2015年以来3年連続で好転してきたことがわかった。総合的に最も高い評価を得たのはセルビアで、それにスロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナが続いた。また工業部門の景気の現状について最も高く評価されたのはセルビアで、半数以上の企業がポジティブに評価している一方、ネガティブな評価が多かったのはクロアチアだった。

景気の現状について最も高い評価を受けたセルビアは、「非常に」または「かなり」ポジティブと評価した企業の割合が56%に上った。一方クロアチアは18%にすぎなかった。今後12カ月間の景気の見通しについても最も高い評価を得たのはセルビアで、「非常に」または「かなり」ポジティブに評価する企業が65%を占めた。一方最も評価が低かったのはボスニア・ヘルツェゴビナで37%だった。

この3年間でも経済環境を最も大きく改善させたのはスロベニアだった。

アクレディアのマイヤーシュニッツ氏は「セルビアは輸出先として海外の事業者の関心をますます集めるだろう」と話す。低い評価にとどまったクロアチアについては、同国最大の民間企業である食品小売流通及び生産大手アグロコルの経営危機の問題が調査時期に明るみになったことと関係していると指摘した。同氏はアグロコルと取引のある企業の倒産が発生するか否かを精査しているとも述べた。

アクレディアは2015年にオーストリアコントロール銀行とユーラーヘルメスの信用保険部門が合併して誕生した。

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