2018/7/4

自動車

南東欧3カ国、自動運転試験道の整備で合意

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会は6月26日、ギリシャ、ブルガリア、セルビアの3カ国が第5世代高速通信規格(5G)を活用した自動運転試験道路の整備で基本合意書を交わしたと発表した。EUが取り組む「5G行動計画」に基づくもので […]

欧州連合(EU)の欧州委員会は6月26日、ギリシャ、ブルガリア、セルビアの3カ国が第5世代高速通信規格(5G)を活用した自動運転試験道路の整備で基本合意書を交わしたと発表した。EUが取り組む「5G行動計画」に基づくもので、これまでにEU加盟国間で結ばれた類似の合意と同様、欧州5G交通回廊の一部を構成することになる。

ギリシャ、ブルガリア、セルビアは、テッサロニキ、ソフィア、ベオグラードを結ぶ試験道を整備する。企業、開発・学術機関など誰でも利用できる開かれた試験環境を整える。

基本合意では具体的な協力のポイントとして、◇まだ実用化されていないものも含め、コネクテッド運転、自動運転技術の評価作業に入る◇コネクテッド・自動運転技術の可能性と、経済に与える効果を分析する◇コネクテッド・自動運転の利用を促進し、交通環境への効果を最適化する◇認知度の向上◇自動運転政策・規制の調整――などが挙げられている。