レンタカー大手の独Sixt(プルラハ)は19日、米国のフランチャイズ事業を従来予定よりも早く立ち上げる方針を明らかにした。主力の欧州市場が低迷していることから、米国事業の開拓を加速する狙いだ。同日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版)』によると、米フランチャイズ事業は今年末か来年初頭に開始するもよう。
\Sixtは2011年2月、フロリダ州に支店を開設し、米国市場への参入を果たした。ステーション数は現在7カ所で、そのうち5カ所は同州内にある。
\当初の計画では2014年までは直営店網の構築に専念し、フランチャイズ店は知名度の向上と現地市場のノウハウ収集を経て15年から開始する予定だった。フランチャイズ網の構築を前倒しすると、投資コストを圧縮できるメリットがある。
\すでにカリフォルニアやニューヨークなどの主要州で事業許可を取得した。フランチャイジーになることに関心を示す人もすでに100人に達したという。
\同社は国外事業を主にフランチャイズ方式で展開している。売り上げに占める国外事業の割合は27%(2011年)にとどまっており、同事業を拡張する余地は大きい。
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