太陽電池モジュール製造の独Centrosolarは19日、経営再建方針を発表した。組織のスリム化のほか、総額5,000万ユーロの社債を株式に転換することが柱。新株も発行する。銀行とリース会社からは債務返済の一部猶予を受けるとともに、2014年末までの融資について承認を得たという。
\組織スリム化に向けては管理業務の一元化を進め、人員を整理。同業務に従事する社員の数を現在の250人から200人未満に削減する。上級管理職への給与支払いも一部、延期する。
\19日付プレスリリースで発表した2012年12月期の暫定売上高は2億2,800万ユーロで、前期から22%減少した。モジュール価格下落の直撃を受けた格好で、営業損失(EBITDAベース)は前期の381万ユーロから1,824万~2,280万ユーロへと拡大した。12月末時点の純債務も1年前の6,900万ユーロから9,000万ユーロへと膨らんでいる。
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