スイスの製薬大手Roche(バーゼル)は23日、ライフサイエンス分野の研究開発機関向けに製品を供給する研究用試薬・機器事業(AS)を解消し、ダイアグノスティックス部門の他の事業分野に移管すると発表した。市場の変化に対応する考え。これに伴い、独ペンツベルクで従業員110人、米ブランフォードで同60人を整理する。
\ライフサイエンスの研究分野では世界的に予算の削減が続き、Rocheは値下げ圧力を受けている。この傾向は今後も続くとみられるため、同社は組織再編で事業効率を高める意向だ。ライフサイエンス事業はダイアグノスティックス部門売上の約7%を占めるという。
\