エネルギー大手の独Eon（デュッセルドルフ）は6月26日、独北部・西部で送電・ガス輸送事業を展開する子会社Eon Westfalen Weser AGの全保有株（62.8％）を同地の48自治体からなるコンソーシアムに売却すると発表した。債務を圧縮するとともに事業資金を確保する計画の一環。Eon Westfalen Weser AGの販売子会社Eon Westfalen Weser Vertrieb GmbHについては買収する。これらの取引によるEonの収入は約3億6,000万ユーロに上る。
\Eonは昨年6月、国内の地域エネルギー子会社数を7社から4社に減らす方針を発表した。すでにEon Thueringer-Energieを売却しており、残る Eon Mitteについても2014年までに売却する計画だ。手元に残す地域エネルギー4社はE.ON Avacon、E.ON Bayern、E.ON edis、E.ON Hanse。
\Eon Westfalen Weser AGはパーダーボルンに本社を置く企業で、送電網を3万1,500キロメートル、ガスパイプラインを4,000キロメートル運営している。従業員数は約1,000人。暖房と水道事業も手がける。
\
