照明大手の独Osram(ミュンヘン)が1月29日発表した2013年10-12月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITDA)は1億1,200万ユーロとなり、前年同期比で12%増加した。発光ダイオードの価格下落や訴訟費用、為替差損などのマイナス要因があったものの、事業コストを1億ユーロ以上圧縮。2ケタ台の増益率を確保した。最終利益は横ばいの6,800万ユーロで、売上高は2%減の13億2,600万ユーロに落ち込んだ。
\売上高営業利益率(EBITDAベース)は前年同期の7.4%から8.5%に上昇し、目標とする8%を2年ぶりに超えた。
\ロイター通信によると、発光ダイオードの市場価格は下落しているものの、同社はウエハー口径を従来の4インチから6インチに拡大し、チップの生産規模を倍増。価格圧力に対処できているという。
\2014年9月通期決算については売上高で微増、利益で大幅増を確保するとした従来予測を据え置いた。純利益の30~50%を配当に回す意向だ。
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