スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)が24日発表した2014年6月中間期の売上高は229億7,400万スイスフランとなり、前年同期を1%下回った。米ドルや円に対するフラン相場の上昇が響いた格好。為替の影響を除いたベースでは5%の増収を確保した。営業利益は1%減の94億1,000万フラン(定率為替ベースでは7%の増益)、最終利益は7%減の56億4,100万フラン(同2%の増益)だった。
売上高を部門別でみると、主力の特許薬は1%減の178億3,400万フラン(同4%の増収)で、診断製品は横ばいの51億4,000万フラン(同6%の増収)だった。