欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2014/8/6

企業情報

オスラム―新たに7,800人削減へ―

この記事の要約

照明機器大手の独オスラムは7月29日、従業員7,800人を2017年秋までに削減する計画を発表した。従来型電球の需要が急速に落ち込んでいることを受けた措置。同社は現行のリストラプログラム「プッシュ」でも今年末までに8,7 […]

照明機器大手の独オスラムは7月29日、従業員7,800人を2017年秋までに削減する計画を発表した。従来型電球の需要が急速に落ち込んでいることを受けた措置。同社は現行のリストラプログラム「プッシュ」でも今年末までに8,700人を整理する方針で、削減数は計1万6,500人に達する見通しだ。現在の従業員数は3万3,900人。

新たな人員削減の影響を受ける従業員はドイツ国内が1,700人、国外が6,100人。製造部門のほか、営業、管理、その他の間接部門が対象となる。国内ではミュンヘン本社と、従来型電球を製造するアウグスブルク、ベルリン、アイヒシュテット工場の従業員が影響を受ける。ヴォルフガング・デーエン社長は経営上の理由による整理解雇も辞さない考えを明らかにした。

現行のリストラ計画では世界の事業拠点44カ所のうち11カ所を閉鎖する。新たな計画では国外拠点の一部を閉鎖する考えだが、どの拠点が対象になるかは伏せている。