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2014/10/15

総合 - ドイツ経済ニュース

製造業売上5年半来の大幅下落に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年8月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を2.6%下回り、5年半ぶりの大きな下落となった。減少は3カ月ぶり。8月は製造業受注と第二次産業生産指数も […]

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年8月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を2.6%下回り、5年半ぶりの大きな下落となった。減少は3カ月ぶり。8月は製造業受注と第二次産業生産指数も大幅に悪化している。地政学リスクなどのほか、今年は夏休みを8月に設定する州が多かったことが響いた。

地域別でみると、国内売上が3.5%減少、ユーロ圏外も2.9%落ち込んだ。ユーロ圏(ドイツを除く)は0.6%ながら増加し、2カ月連続で拡大した。

部門別では自動車・自動車部品が13.7%減となり、全体を強く押し下げた。電気設備と食品・飼料もそれぞれ4.0%、3.6%低下している。主要産業で売上増となったのは機械(増加幅4.8%)と金属製造・加工(同2.6%)だけだった。

1~8月の製造業売上は物価・営業日数調整後の実質で前年同期を2.9%上回った。ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ4.4%、4.1%増加。国内も1.8%の伸びを記録した。