ドイツ機械工業連盟(VDMA)は19日、同国の上下水設備業界(部品を含む)の輸出高が昨年は約9億5,000万ユーロとなり、前年比の伸び率が0.5%にとどまったと発表した。これまで最大だったロシア向けが大きく落ち込んだことが響いた。
ロシアを抜いて最大の輸出先国となったのは中国で、前年比30.4%増の9,050万ユーロに拡大した。2位はフランス(13.1%増の6,980万ユーロ)。ロシアは約35%減の6,950万ユーロで、3位に転落した。
地域別では欧州連合(EU)加盟国向けが最も大きく、3億9,900万ユーロ(7.6%増)に上った。これにアジア(8.7%増の1億9,600万ユーロ)、EU以外の欧州(22.4%減の1億4,700万ユーロ)、中東(22.5%増の7,100万ユーロ)、北米(14.2%減の5,300万ユーロ)が続いた。