ドイツ国内で生産された窓枠の規模は昨年、1,223万枚(1.3×1.3平方メートル換算)に上ったことが、業界団体VFFの調べで分かった。国内生産規模が分かるのは今回が初めて。これまでは信頼できるデータがなかったという。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙がVFFのデータをもとに報じた。
ドアの国内生産規模は約140万枚だった。ドアと窓枠メーカーの売上高は合わせて約95億ユーロという。
国内製窓枠の50%強は樹脂製が占めた。樹脂製品は価格が比較的低いほか、長持ちすることを背景に増加傾向にある。残りは金属(主にアルミニウム)、木材、複合材料製が占めた。
国内で販売される窓枠の17.7%は輸入品だった。ポーランド製が126万枚で輸入全体の半分以上を占める。2位はオーストラリア製で約20%だった。
ドイツの窓枠市場はポーランド、英国と並んで今後が有望と目されている。新築・改修需要が見込めるためだ。成長率は13年が1.1%、14年が2.7%で、今年も拡大が予想されている。