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2015/7/29

企業情報

フォルクスワーゲン―フリート大手リースプランから資本撤退―

この記事の要約

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は23日、法人向け車両リース(フリート)大手の蘭リースプランから資本を全面的に引き上げると発表した。共同出資者である蘭フリート・インベストメンツとともにリースプラ […]

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は23日、法人向け車両リース(フリート)大手の蘭リースプランから資本を全面的に引き上げると発表した。共同出資者である蘭フリート・インベストメンツとともにリースプランの全資本を投資家連合に約37億ユーロで譲渡する。売却手続きは当局の審査を経て年末に終了する見通し。

リースプランは世界最大のフリート事業者で、世界32カ国で事業を展開。契約車両数は150万台に上る。従業員数は6,800人で、昨年は純利益3億7,200万ユーロを計上した。VWとフリート・インベストメンツ(独銀行家フリードリヒ・フォン・メッツラー氏の投資会社)は同社の資本をそれぞれ50%保有する。

VWは2004年、販売チャンネルを拡大する目的でリースプランに資本参加した。ただ、リースプランは他社の車両も取り扱っており、VWは不満を持っていたもようだ。VWは金融子会社フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービスのフリート事業が拡大したこともあり、今回の資本撤退を決定した。

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