ドイツ連邦統計局は11日、8月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率(ドイツ基準)は前年同月比がプラス0.2%、前月比がプラスマイナス0%で、速報値と変わりがなかった。前年同月比のインフレ率はここ数カ月、石油価格の急落を受けて低迷しており、8月は2月以来の低水準となった。エネルギーを除いたベースでは1.1%と比較的高かった。(表を参照)
灯油の下げ幅がこれまでに引き続き最も大きく、前年同月を27.6%下回った。自動車燃料も9.5%低下。軽油は15.6%下がった。このほか電話機と娯楽家電もそれぞれ4.2%減、4.3%減と下落幅が大きかった。
野菜と果物は上げ幅が大きく、それぞれ9.3%、6.6%に上った。猛暑と水不足が響いた。