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2012/6/1

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、中国に第2工場を稼働

この記事の要約

独高級車メーカーのBMWは5月24日、中国の提携先である華晨中国汽車(Brilliance)と共同で瀋陽に建設していた第2工場を稼働した。これによりBMWの中国における生産能力は20万台に拡大する。\ BMWと華晨はさら […]

独高級車メーカーのBMWは5月24日、中国の提携先である華晨中国汽車(Brilliance)と共同で瀋陽に建設していた第2工場を稼働した。これによりBMWの中国における生産能力は20万台に拡大する。

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BMWと華晨はさらに、中国市場の需要増加を見込み、5億ユーロを中国事業に追加投資する。これにより、生産能力を中期的に30万台に引き上げる計画。中国工場は柔軟な構造となっているため、場合によっては40万台まで生産能力を拡大できるという。

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BMWと華晨は2003年から瀋陽でBMW「3シリーズ」と「5シリーズ」を生産している。新工場では小型SUV車「X1」を生産する。瀋陽工場では下半期から「3シリーズ」のロングバージョンの生産も開始する予定。

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■ 瀋陽でエンジンも生産

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BMWと華晨はさらに、瀋陽では3カ所目の拠点としてエンジン工場も建設、このほど2.0リットルの4気筒ガソリンエンジンの生産を開始した。生産規模は当初、20万基とし、完成車工場の生産拡大に応じてエンジン工場の生産規模も引き上げる予定。

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BMWが欧州以外でエンジンを生産するのは初めて。エンジン工場の稼働により、成長市場の中国で生産体制をさらに強化する。

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■ 中国市場の販売好調

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BMWグループの中国販売は好調で、2012年1~4月は前年同期比35%増の10万7,211台を販売した。今年は通期で2ケタの成長を見込んでいる。2011年通期の中国販売は前年比37.7%増の23万3,630台だった。昨年は販売網も210カ所から290カ所に拡大し、供給体制を強化した。

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中国はBMWグループにとって、米国、ドイツに次ぐ、3番目に大きい市場となっている。

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