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2021/5/27

東欧経済ニュース速報

出前仲介の独デリバリーヒーロー、南東欧事業を西グロヴォに売却

出前仲介サイトの独デリバリーヒーローは26日、南東欧6カ国の事業をスペインの 関連会社グロヴォに1億7,000万ユーロで売却すると発表した。これらの国で最大手 になるのは困難と判断し、資金をドイツ事業の再スタートなどに振り向ける狙い だ。 対象となるのは、フードパンダ(ルーマニアとブルガリア)、ドネシ(セルビア、 モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ)、パウザ(クロアチア)の3子会社。 ルーマニアでは来年第1四半期中、他の5カ国では今後数週間以内に取引が完了する 見通し。 グロヴォは対象となる6カ国すべてに進出済み。5月12日にはスロベニアの出前大手 エフラナ(Ehrana)の取得を発表したばかりで、南東欧事業の地盤強化が進む。 デリバリーヒーローはアジア、欧州、中南米、中東、北アフリカの約50カ国で事業 を展開する。食事のほか、最近では食品・日用品の宅配にも力を入れる。ドイツか らは2018年末、ジャストイート・テイクアウェイ(リファランド)に事業を売却し て撤退したが、この夏、本格的に「再参入」する方針だ。ただ、出前・宅配サービ スは利が薄い上、ドイツ市場の競争が激しく、採算がとれるかどうかを疑問視する 声もある。 デリバリーヒーローは今年4月、グロヴォに2億2,900万ユーロを投資し、同社株 37%を取得した。昨年末には同社から中南米事業を2億3,000万ユーロで買収してい る。