ヨーロッパの最新経済・産業ニュース・企業情報を
欧州経済の中心地ドイツからご提供

2020/3/13

ドイツ経済ニュース速報

独11州が学校を全面閉鎖

新型コロナウイルスの流行拡大を受けてドイツの16州のうち11州が13日午後5時までに学校と保育施設の全面閉鎖を決定した。子供を持つ就労者の多くは出勤できなくなることから、企業は早急に対策を立てる必要がある。 全面閉鎖を決めたのはザールラント、バイエルン、ベルリン、ニーダーザクセン、ブレーメン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、ノルトライン・ヴェストファーレン、ラインラント・ファルツ、テューリンゲン、バーデン・ヴュルテンベルク、ハンブルクの11州。閉鎖期間は州によって多少の違いがあるものの、大半は16日から4月のイースター休業明けまでとなっている。学校のイースター休業は州によって異なり、最終日は最も早いブレーメンで4月13日、最も遅いザールラントで同24日。デュッセルドルフを州都とするノルトライン・ヴェストファーレンとミュンヘンを州都とするバイエルンは18日、首都ベルリンは17日となっている。 これら11州以外ではザクセン州が授業を行わないことを決めた。ただ、仕事を持つ親の負担を考慮して閉鎖は見合わせる。 メクレンブルク・フォーポマーン州はロストック市とルートヴィヒスルスト・パルヒム郡の学校と保育施設を全面閉鎖することを決定済み。全面閉鎖を州内全域に拡大するかどうかについても14日に決定する。 メディア報道によると、金融都市フランクフルトを擁するヘッセン州も13日の閣議で閉鎖を決めるもようだ。