ヨーロッパの最新経済・産業ニュース・企業情報を
欧州経済の中心地ドイツからご提供

2016/4/21

ドイツ経済ニュース速報

たばこ広告規制強化へ、法案を閣議決定

ドイツ政府は20日の閣議で、たばこ広告の規制を大幅に強化する法案を了承した。同国ではショック画像と警告文をたばこのパッケージに印刷することを義務づける法案が5月に施行される予定。政府はさらに広告規制を強めることで、特に青少年の喫煙を防止する考えだ。同広告規制法案は州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)の可決を経て施行される。 同法案には◇たばこの屋外広告を全面禁止する◇映画館でも18歳未満の未成年が鑑賞できる作品上映の際はたばこのコマーシャルを禁止する――が盛り込まれている。法案が成立すると、これらの広告規制ルールは2020年7月に施行される。 合法的に売買される製品の広告が禁止されるのはドイツで初めて。政府は同規制が基本法(憲法)で保障された職業の自由と言論の自由を制限するものであると認めたうえで、喫煙による死者がドイツで年12万人に上る事実や、たばこ広告に接する機会の多い青少年は喫煙率が高いとする研究結果を指摘。健康と生命を守ることはたばこ・広告産業の職業・言論の自由に優先するとの立場を示した。