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2020/9/10

ドイツ経済ニュース速報

ドイツでアフリカ豚熱確認

ドイツのユリア・クレックナー農相は10日、同国でアフリカ豚熱の感染が初めて確認されたと発表した。ドイツは豚肉の輸出国であることから、養豚農家は打撃を受ける可能性がある。 ポーランドに国境を接するブランデンブルク州シュプレー・ナイセ郡で見つかったイノシシの死体からウイルスが検出された。ポーランド西部ではアフリカ豚熱が流行しており、これとの関連が疑われている。イノシシの死体を検査した独フリードリヒ・レフラー研究所(FLI)のトーマス・メッテンライター所長は、感染が国内ですでに広がっているかどうかをすみやかに調査する必要があると述べた。 ブランデンブルク州当局は今後の調査を踏まえて感染のリスク地域を設定する。リスク地域に指定されると地域外への豚肉の輸送が禁止されることになる。 ドイツの豚肉輸出量は昨年、約240万トンに上った。そのうち約190万トンは欧州連合(EU)加盟国向けとなっている。クレックナー農相は、EU加盟国向けの輸出はおおむね維持できるとの見方を示した。 中国などアジア諸国は通常、アフリカ豚熱の発生が確認された地域からの豚肉輸入を禁止している。政府はこれを踏まえ、中国との協議をすでに開始した。 アフリカ豚熱は致死率がほぼ100%のウイルス感染症。人間には感染しない。