スロバキア7月鉱工業生産、2.8%の増加に

スロバキア統計局が10日発表した7月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で2.8%増加し、前月の1.9%減からプラスに転じた。製造業が前月の4.1%減から2.7%の増加に転じて全体をけん引した。電気・ガス・スチーム・空調は1.4%、鉱山・採石業は14%それぞれ拡大した。

製造業を品目別でみると、「電気機器」が36.8%、「機械設備製造」は19.3%増加したほか、「ゴム・プラスチック・非鉄金属加工」は前月の11.7%減から10.7%の増加に転じて全体を押し上げた。ほかに上昇幅が大きかったのは「その他の製造業・機械設備の修理・設置サービス」(26.9%)、「食品・飲料・たばこ製品」(11.4%)で、「薬品・医療用化学製品」は前月の21.3%減から0.9%の増加に転じた。

一方、主力の「輸送機械(自動車含む)」が5.8%減少したほか、「コークス・石油精製品」は35.4%減と大幅に縮小した。「ベースメタル・金属製品」(14.7%減)、「木材・紙製品・印刷」(1.5%減)、「コンピューター・電子・光学機器」(1.4%減)も振るわなかった。

財別では中間財と非耐久消費財が各5.8%、投資財は3.2%増加した。エネルギー関連製品は6.4%、耐久消費財は1.8%減少した。

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