独イービーエム・パプスト、西IKORを買収

冷却ファンやブラシレスDCモータ（BLDC）、空調用ファンなどを製造するドイツのイービーエム・パプスト（ebm-papst） は、2016年1月1日付けでスペインの電子部品会社IKORを買収すると発表した。今回の買収により、電子部品の開発・生産能力を強化する。

IKORはスペイン北東部のサン・セバスティアンに本社を置く。1981年の設立で、売上高は6,000万ユーロ、従業員数は600人。産業用に特注の電子制御部品を生産しており、研究開発センター1カ所と、スペイン、中国、メキシコに3工場を持つ。

イービーエム・パプストはIKORの買収により、技術面でのノウハウを強化する。また、生産面では特に、中国、メキシコ工場を通した新市場の開拓に意欲を示している。