EU新車販売が堅調維持、1月は10.2％増

EUの自動車車市場が今年に入っても堅調を維持している。欧州自動車工業会（ACEA）が16日発表したEU（マルタを除く27カ国）の1月の新車販売（登録）台数は117万220台となり、前年同月から10.2％増加した。（表参照）

販売はアイルランド、スロバキアを除いて増えた。主要市場の伸び率はドイツが10.5％、フランスが10.6％、イタリアが10.1％、スペインが10.7％と、2けたに達した。英国は2.9％増だった。

欧米の主要メーカーは、そろって販売が増加。とくにフォルクスワーゲン（VW）、ルノー、フィアット・クライスラー・オートモービルズ（FCA）、ダイムラー、BMWで10％を超える伸びを記録した。

日本車はトヨタが11.9％、日産が4.6％、スズキが29.9％、三菱が0.8％の幅で伸びた。マツダは9％減、ホンダは7％減と振るわなかった。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの同月の販売台数は前年同月比10.1％増の120万3,958台だった。