英自動車工業会（SMMT）が4月27日発表した同国の2017年3月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は17万691台となり、前年同月に比べ7.3％増加した。輸出が10.6％増の13万838台と好調だった。国内向けは2.2％減の3万9,853台にとどまった。1～3月の累計は、前年同期比7.6％増の47万1,695台。輸出が11.5％増と好調で、国内向けの減少（4.3％減）を補った。
3月の商用車生産は、前年同月比4.3％減の8,041台にとどまった。国内向けが18.4％減の3,156台と低迷した一方、輸出は7.8％増の4,885台に伸びた。国内需要の減少は、規制変更に対応するための買い替え需要のため、2015年と2016年の生産台数が高水準であったことの反動が一因。1～3月の累計は前年同期比0.7％減の2万3,483台。輸出が21.2％増と好調だったのに対し、国内向けは25.0％減と不振だった。
3月のエンジン生産は、前年同月比19.5％増の27万1,359基と大幅に伸びた。国内向け（21.4％増）、輸出向け（18.0％増）のいずれも好調だった。1～3月の累計も、国内向け（9.1％増）、輸出向け（13.3％増）がそれぞれ伸び、全体では前年同期比11.4％増の74万4,338基に拡大した。