欧州自動車工業会（ACEA）が6月26日発表した2018年5月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における5月の商用車新車販売は21万2,122台となり、前年同月に比べ3.3％増加した。セグメント別では、小型商用車とバスが増加した一方、トラックは販売が減少した。1～5月の累計は、前年同期比4.1％増の103万4,983台だった。
5月の主要5カ国の販売は、スペイン（8.4％増）とフランス（2.1％増）が伸びた。他の3カ国は、イタリア（0.3％増）が微増、ドイツ（0.6％減）、英国（0.3％減）は微減となり、ほぼ前年同月の水準だった。
5月のセグメント別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比4.3％増の17万6,545台に拡大した。3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比2.2％減の3万2,170台、16トン以上の大型トラックも前年同月比2.4％減の2万6,212台にとどまった。
バスは前年同月比2.9％増の3,407台。ドイツ（28.0％減）、英国（10.3％減）、スペイン（6.9％減）が低迷した一方、イタリア（29.2％増）、フランス（19.3％増）は大幅な2ケタの増加だった。