仏タイヤ大手のミシュランは1月28日、夏用タイヤの新製品としてスポーツタイヤ「パイロットスポーツ5」とコンフォートタイヤ「プライマシー4+」を発売したと発表した。どちらも旧製品よりグリップ力が高められているほか、競合製品と比べてタイヤ寿命が延びている。
スポーツカーや高級セダン向けの「パイロットスポーツ5」は、トレッドにモータースポーツの知見を活かした非対称パターンの「デュアル・スポーツ・トレッドデザイン」を採用した。排水性を高めたトレッド内側と、大型ブロック構造で剛性を高めたトレッド外側のパターンにより、ウェットとドライの両方の路面で優れたグリップ性能を発揮する。内部構造には高強度で耐熱性に優れたハイブリッド・アラミド/ナイロンベルトを採用し、優れた操縦安定性を実現した。また、コーナリング時の安定性を高めるため、接地圧の分布を均等化するよう構造を最適化している。
「プライマシー4+」はSUVやセダン向けの低燃費タイヤ。トレッドのゴムを2層構造にすることで排水性を高めた「エバーグリップ」技術により、濡れた路面でのブレーキ性能が旧製品の「プライマシー3」と比べ13％以上向上している。
「パイロットスポーツ5」は17～21インチ、「プライマシー4+」は16～21インチのサイズをラインナップしている。