欧州委員会が4月29日発表した同月のユーロ圏の景況感指数（ESI、標準値100）は100.6となり、前月の97.9から2.7ポイント上昇した。これは08年3月以来25カ月ぶりの高水準で、長期平均の100をついに上回った。
\ESIを構成する5分野では、製造業が3ポイント、サービス業が4ポイント、消費者が2ポイント、小売業が5ポイントの幅で前月から上昇。建設業は横ばいだった。
\EU27カ国ベースのESIは前月を1.1ポイント上回る101.9。主要国ではドイツが4.3％上昇と大幅に改善したほか、フランスが2ポイント、イタリアが1.5ポイント、スペインが1.1ポイント、英国が0.8ポイントの幅で上昇した。
\ESIは企業、消費者へのアンケート調査に基づいて算出される。今回の調査は4月1～10日に実施され、27日のギリシャ国債の格下げによるユーロ圏の信用不安拡大は反映されていない。
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