2010/9/6

欧州ビジネスウオッチ

ヤンマー建機、欧州の小型建機合弁会社を完全子会社化

この記事の要約

ヤンマー建機は1日、欧州での小型建設機械の製造販売を手がける合弁会社アンマンヤンマー(フランス)を完全子会社化すると発表した。合弁相手であるスイスのアンマン社が持つ株式50%をヤンマーの欧州地域統括会社を通じて取得する。 […]

ヤンマー建機は1日、欧州での小型建設機械の製造販売を手がける合弁会社アンマンヤンマー(フランス)を完全子会社化すると発表した。合弁相手であるスイスのアンマン社が持つ株式50%をヤンマーの欧州地域統括会社を通じて取得する。これに伴いアンマンヤンマーは社名を「ヤンマー・コンストラクション・エクイップメント・ヨーロッパ(YCEE)」に変更する。

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アンマンヤンマーは1989年に設立。アンマンヤンマーのブランドで、各種の小型建機の製造・販売を展開してきた。欧州はヤンマー・グループにとって重要市場で、アンマンヤンマーの販売する小型建機はヤンマー・グループの販売総数の約30%を占めている。

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欧州の小型建機市場は2009年の世界同時不況で需要が急減。現在は徐々に回復に向かっているが、アンマン社は本業の道路建設機械事業に経営資源を集中するため、合弁撤退を模索。欧州で「ヤンマー」単独のブランドでの事業展開を図り、シェア拡大を目指したいヤンマーとの思惑が一致し、今回の合意に至った。

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